天照大神畏敬 A / 慈悲 B / 影響 S / 知名 S
天照大神(あまてらすおおみかみ)は太陽を神格化した最高位の神であり、皇室の祖神(皇祖神)の一柱とされる。信仰の対象、土地の祭神とされる場所は伊勢神宮が特に有名。別名、大日孁貴神 (おおひるめのむちのかみ)。
「日本書紀」では
スサノオが姉と呼んでいること、アマテラスとスサノオの誓約において武装する前に御髪を解き角髪に結び直す、つまり平素には男性の髪型をしていなかったことに加え、機織り部屋で仕事をすること、弟の自国を乱す行いに悲しんで天の岩戸に隠れるなど、特に女性性を連想させる記述が多いことなどから、一般に、大和絵や宗教、日本人が最初に神代の時代を知る小中学校の社会科などでも女神であるとされるのが主流。
天照大神は太陽神としての一面を持ってはいるが、神御衣を織らせ、神田の稲を作り、大嘗祭を行う神であるから、太陽神であるとともに祭祀を行う古代の巫女を反映した神でもある。天照大神が女神とされるのはその原型の一つが日神に仕える巫女であったことにもよる。
「日本書紀」においては、伊弉諾尊・伊弉冉尊が自然の神を産んだ後に大日霎貴を産んでいる。伊弉諾尊が左手で白銅鏡(ますみのかがみ)を持ったときに大日霎貴が生まれている。「古事記」のように禊にて伊弉諾尊が左の眼を洗った時天照大神が生まれている。「古事記」においては、伊邪那岐命が伊邪那美命の居る黄泉の国から生還し、黄泉の穢れを洗い流した際、左目を洗ったときに化生したとしている。このとき右目から生まれた月読命、鼻から生まれた建速須佐之男命と共に、三貴子と呼ばれる。このときイザナギは天照大御神に高天原を治めるように指示した。
海原を委任された須佐之男命は、イザナミのいる根の国に行きたいと言って泣き続けたためイザナギによって追放された。スサノヲは根の国へ行く前に姉の天照大御神に会おうと高天原に上ったが、天照大御神は弟が高天原を奪いに来たものと思い、武装して待ち受けた。素戔嗚尊の潔白を証明するために誓約をし、天照大御神の物実から五柱の男神、素戔嗚尊の物実から三柱の女神が生まれてスサノオは勝利を宣言する。尚、天照大神の物実から生まれ、天照大御神の子とされたのは、以下の五柱の神である。
・天忍穂耳命・正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命
・天穂日命・天之菩卑能命
・天津彦根命・天津日子根命
・活津彦根命・活津日子根命
・熊野櫲樟日命・熊野久須毘命
これで気を良くしたスサノオは高天原で乱暴を働き、その結果天照大御神は天岩戸に隠れてしまった。世の中は闇になり、様々な禍が発生。思兼神と天児屋根命など八百万の神々は天照大御神を岩戸から出す事に成功し、スサノオは高天原から追放された。
葦原中国に子のアメノオシホミミを降臨させることにし、天つ神を派遣。葦原中国が平定され、いよいよアメノオシホミミが降臨することになったが、その間に瓊々杵尊・邇邇芸命が生まれたので、孫に当たるニニギを降臨させた。
天照大神を祀る神社を神明神社といい全国各地にあるが、その総本社は神宮(伊勢神宮)の内宮(皇大神宮)である。皇大神宮は三種の神器のうちの一つ八咫鏡(ヤタノカガミ)を御神体として安置する神社で、日本全国のほとんどの神社で皇大神宮(天照皇大神宮)の神札(神宮大麻)を頒布している。現在は存在しないが、熊本県の八代市には上古に天照大神の山陵が在ったと伝えられる。
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